NIZOO
アドカフェ 吉田店長
 
下北沢一番街商店街の端の踏切近くに、add cafeは店を構えている。
オレンジと白基調の店内は清潔感もあり、静かな店内にはかすかに音楽が流れ、落ち着いた雰囲気。もちろんドリンク&フードメニューも充実していて、ちょっとしたティータイムにも重宝するはずだ。 ところで、add cafeの店内が白に塗装されているのには理由がある。
店長の吉田さんに語っていただいた。



—店内のデザインのコンセプトなんかはあるんですか?

「うちの店では、1週間のサイクルでイラストレーターやフォトグラファーなど、いろんなクリエイターさんに空間を提供して個展を開いてもらっているんです。」

—クリエイターさんの方から申し込んでもらうシステムなんですか?

「そうですね、あちらからオファーがあれば無料で貸し出してます。add cafeでは何でもありなんですよ。お客さんからもよく言われますね。

このようにadd cafeでは、1週間サイクルでのイラストレーターやフォトグラ
ファー・デザイナー達の個展、音楽イベントからお笑いライブまで様々なカルチャー発信に空間を提供しているのだ。
個展の際には、奥の壁面を全面使って作品をディスプレイする。そのために壁の色
は、壁に飾る個展の作品などが映えるようにと白色に塗装されている。
DJイベントなども行われている。
オーナー坪谷さんが主催する、30代の仲間同士が集って懐メロを聴いて盛り上がるイベント「オヤジナイト」も月1で開催されている。
日常的にも、月曜日にはお店の半分を貸しきってサルサ教室・火曜日には机を一つ貸し出してメイクレクチャーやタロット占いなど、様々な活動がadd cafeにて行われている。

—1週間サイクルでアーティストに無料でスペースをレンタルする、というシステムからもわかるように、addcafeはここから何か新しいものを創り出すことを推奨されているんですか?

「そうですね、オーナーの坪谷がそういうのが大好きなんで。どんどん自分の事に巻き込んでいくタイプなんですよ。」

若手のクリエイターにとって、add cafeの存在は自分の創作品を示せる場所であると共に、さまざまな交流の場所になりうるはずである。
このような新しい試みが、新たな文化を創り出す足がかり、さらには原動力となり得るように思う。NIZOO製作のショートフィルムもここで上映させてもらっている事もあり、add cafeとNIZOOは縁が深い。
「カフェで映画を」という新たな試みの底には、映画をさらに身近にしたいというNIZOOの思いがある。
その新たな試みに賛同してくれたのが、add cafeである。以前から、シネマカフェとしての動きもあったadd cafeでは、自主制作映画の上映会やシアターナイトなどのイベントも開催されていた。“映画をより身近に”というコンセプトは、新たなカルチャー発信を求めるadd cafeと新たな映画界の創造を求めるNIZOOに共通するものである。
「この店(add cafe)を和気あいあいとした憩いの場にしたい」と、店長の吉田さんは言う。

—add cafeには下北沢に住んでいる人や下北沢で勤めている人などが来ることが多いんですか?

「ちょっと見つかりにくい場所っていうこともあって、やっぱりほとんどがリピー
ターさんですね。ほとんどが知り合いだったり、知り合いの知り合いだったり。」

—アットホームな感じですね。いろんなクリエイターさんなんかの交流所みたいになってるんですかね?

「そうですね、もう『下北沢会館』とかでもいいかもしれないですね。笑」
下北沢ならではの音楽・演劇・アートなどの融合は、このような地元密着型の「集会所」から始まるのではないだろうか。

「add cafeの『add』は『加える』という意味なんです。様々な人が集い、その生活にadd cafeが新たなものを加えていく。
さらに様々な人がいろいろな物を持ち寄り、add cafeに新たなものを加えていく。そんな店でありたいという意味でつけた名前なんです。」
店長の吉田さんは、うれしそうに語ってくれた。
今後もさらに様々なカルチャー発信をしてくれることだろう。

 
【add cafe】
 ■open
平日 :12: 00~322:00(L.O)
金・土・日 :12:00~23:00(L.O)
  土 :23:00~4:00(Bar Time)
■住所 :〒155-0031 東京都世田谷区北沢3-20-18 宝ビル2F
■Tel :03-3467-7344
■URL :http://www.addcafe.net/
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