就活女優とは、自分が撮ってもらいたい映画監督に直談判に赴き、自身主演の作品を残している女優、ハラカナこと原田佳奈のプロジェクトである。作品の条件は次の通り。時間は3分、予算は3万円。使用するのはDVカメラ1台。その全ては、彼女が大学を卒業する際に始まった。

大学2年の頃から、女優業と学生をうまく両立してきた原田佳奈。しかし、卒業を目前に控え、彼女は疑問に思い始める。
「私はこのまま卒業し、自動的に女優一本になればいいのだろうか…」
  
そして、彼女は決心をする。
「女優は演じてなんぼ。私は私なりの、女優としての就職活動をすればいいんだ!」
こうして、原田佳奈による『就活女優ハラカナ』プロジェクトはスタートしたのだった。

自ら監督に直談判に行く『監督就活』では、もちろん断られた監督も数知れずいる。感情を抑えられず、ハラカナが泣き出してしまったこともあったが、それでも、必死に自分の想いを自分の言葉で監督に伝えようとしてきた。そして今では、15人の監督による15本ものショートフィルムが残り、その未公開作品は全てこのDVDに収められている。さらに、都内約10大学の学食で展開した、シュウマイとカツが入った『就活定食』、街でカメラマンを捕まえ、その場で撮影してもらう『就活写真』などを、ハラカナ自らがプロモーションし、ドキュメンタリーとして押さえ公式サイトで伝えてきた。そんな“就職活動”全てを収めたものが『就活女優ハラカナ』DVDなのだ。もちろん、発売するためにポニーキャニオンへ直談判に行ったのも、ハラカナ自身である。

「自分のやりたいことを自分で決めて、自分で行動を起こしていかないと何も始まらない」。そう語る就活女優ハラカナの、これまでの全てがこのDVDにつまっている。