今日はいい日だった。
昼間、とある監督(一般的にはPV監督として有名です)に会いに行き、
就活女優の話はもちろん、その監督の作品を一緒に見て、そのアーティストの話をしたり、好きな映画や役者の話をしたり、お互いの仕事のスタンスや物事の考え方などなど、本当にいろんな話をした。
前に一度映画祭の会場でお会いしたときから、今日で会うのが2度目だったんだけど、
その間ちょこちょこメールのやり取りはしていて、しかもけっこうそのメールのやり取りで
お互いの意見や考えをぶつけ合ったりしていたので、(ちょっぴり険悪なムードにもなった)
久しぶりの再会は、なんだか変な感じで。
二度目なのに、そんな感じもしないし、でも何となくぎこちない。
会った瞬間、「なんて言って良いやら…」ってお互い照れちゃいました(笑)
一番最初にその監督に会って話をした時に、彼のスタンスや考え方にすごく共感して、
一緒に何かやれたらいいなあと思ってて。
で、今回たまたま就活女優をやっているというのもあって、作品を撮ってほしいという話をしたんだけど、もし今就活女優をやっていなくても、きっと私はこの監督にメールを送って、
会いたいと言っていたと思うんだよね。
なかなかそういう風に思える監督はいないので、そう思えた時は、出来る限り繋がっていたいと思うし。
みんなにとっての就活も、きっと似たようなもんだと思うけど。
会社も上司も、なかなか「いいなー」と思えることなんてないんじゃないかなあ。
あまりにもあっという間に時間が過ぎてしまい、結局何も決まってはないんだけど、
今日話した感じでは、就活女優で作品を撮るのは、ちょっと難しそうだなあという印象。
まず、就活女優で作品を撮ってもらうということは、DVX100Aというデジタルのカメラを使うのが
条件なんだけど、その監督は、普段の仕事もほぼ全部フィルムで撮っていて、
そこにはかなりのこだわりと言うか、執着があるらしい。
でも、最近は予算やコストの問題で、フィルムよりもビデオで撮ることの方が多くなってきて、
確かに気軽に、しかも低コストで撮れるビデオは便利だとは思うけど、
どうしてもフィルムの質感だったり、味みたいなものが好きで、
ビデオで撮っちゃうか、フィルムに執着するか、そういう葛藤と日々戦っている、と。
しかも、「作品を残す」となると、どうしても神経質になってしまって、
それがフィルムでなくて、ビデオなんだったらなおさら一歩踏み出しにくい、と。
「何をもって”作品”というのか」というところだとは思うんだけど。
今まで作品を撮ってくださった監督達は、比較的若い世代の監督で、
もともと「映画を撮る」=「ビデオ」というのがけっこう当たり前の世代だったりするわけですよ。
なので、本当に気軽に作品を作れちゃうので、そうすると、「作品を残す」という感覚が良くも悪くも軽いんだな。
もともと「映画を撮る」=「フィルム」という世代の人たちにとっては、気軽に作品を残すという感覚があまりないのかもしれない。
今まで、そういう風におっしゃる監督はいなかったので、確かにそう言われると、私自身も作品をフィルムで撮るという感覚がほとんどないことに気づいた。
確かにフィルムの質感とか味ってすごく良いし、全然違うんだよね、ビデオと。
あのフィルムの感じがたまらなく好きというのも、うなずける。
だからなおさら、一歩踏み出せないだろうなあ。
でもね、今日話をして、就活女優で作品を撮るというのは難しいかもしれないけれど、
何か一緒にやりたいよね、と言ってくださって。
「ハラカナさんは、田舎の芋臭い小娘の役もできそうだし、ドレスアップさせるとそれなりの役もできそうだし、すごく幅が広い感じがする。変に”色”がついてないというか、まっさらな感じ。どういう芝居をするのかわかりそうでわからない、そのバランスがいいね」と言われて、それは素直に嬉しかった。
最近すごく実感として感じることなんだけど、相手が誰であれ、自分の気持ちや考えを素直にぶつけると、きっと人はなにかしら心動くんだ、ということ。
気取らず、嘘をつかず、背伸びもせずに、わからないことや悩んでいることがあれば、正直に「わからない」「悩んでいる」とぶっちゃければいいし、そこで変にごまかしたりわかったふりをしても、
結局バレちゃう。
今の自分は、今の自分でしかなくて、作ってもいつかメッキが剥がれてきちゃうんだよね。
そこに開き直れてきたというか。
結果がどうであれ、今回のように何かしら私のことをいいなあと思ってもらえて、何か一緒にやりたいと思ってもらえれば、極端な話、就活女優で作品を撮ってもらうことに執着しすぎることは全くない。
「就活女優をやること」が最終的な目的ではないからね。
とまあ、そんな感じで今日は気分がいいのであります。
もっと「こんなこと話したのよ!」ってのを書きたいんだけど、あまりにも多すぎて無理…。
また何か進展があれば、報告しまーす。